「投資って、結局のところギャンブルでしょ?」 「大切なお金が、ある日突然ゼロになったり、借金になったりしたらどうするの?」
私も勢いで投資を始めましたが、始めようと思う前はそのように思っていました。日々の暮らしの中でコツコツ貯めたお金を、正体の見えない「市場」に投じるなんて、怖くて仕方がなかったのです。
しかし現在、私の手元には、7年間の投資で築いた136万円の含み益があります。
2025年に息子を授かり、2026年にはマイホーム購入という人生最大の買い物を決断した今、私は確信しています。投資で一番大切なのは、高度なテクニックでも、特別な才能でもありません。
それは、「自分を律するルール」を死守できるかどうかです。
今回は、誰よりも「損」を嫌い、慎重すぎる私が7年かけて辿り着いた唯一の答え、「現物買い一択」というルールについてお話しします。
1. 「増やしたい」よりも「失いたくない」が勝っていた
私が投資を始めた7年前、目的は「億万長者になること」ではありませんでした。ただ、「将来の不安を少しでも減らしたい」「家族を守るためのお守りが欲しい」という、極めて守りの姿勢でした。
世の中には「レバレッジをかけて1年で資産を2倍にした」とか「空売りで暴落をチャンスに変えた」といった華やかな成功談が溢れています。でも、私にはそれらがどうしても「自分の手に負えない劇薬」に見えてなりませんでした。
もし、薬の量を間違えたら? もし、持っているお金以上の借金を背負うことになったら?
そう考えると、怖くて一歩も動けなくなります。 だから私は、自分自身に一つの鉄則を課しました。 「絶対に、買い以外は手を出さない。自分の財布にあるお金の範囲でしか動かさない」。
この「負けないための縛りプレイ」こそが、結果として私を7年間、一度も退場させることなく生き残らせてくれたのです。
2. 「現物買い」は、家族を守るための「最強の盾」
「買い以外に手を出さない(現物買い一択)」とは、具体的に言えば、借金(レバレッジ)をせず、下がることへの賭け(空売り)もしない、ということです。
なぜこれが、投資を「怖い」と思っている人にこそ知ってほしいルールなのか。それは、「最悪のシナリオが、自分ではっきりと予測できるから」です。
- 借金のリスクがゼロ: 自分の貯金の範囲内で買う限り、投資したお金がゼロになることはあっても、マイナス(借金)になることは100%ありません。
- 「待つ」という権利: 現物で持っている株は、誰かに返せと迫られることがありません。価格が下がっても「今はそういう時期だ」と、相場が回復するのを何年でもじっと待つことができます。
多くの人が投資で失敗するのは、相場が悪くなった時に「待てなくなる(強制的に決済させられる)」からです。私は、自分からその「強制終了」の可能性を排除しました。
私が7年で+67%という利益を得られたのは、「何が起きても、生活が壊れない設定」を一度も崩さなかったからに他なりません。
3. 2026年、家を買う私の「次なる一手」
2026年、私はマイホームの購入という大きな決断をしました。 これからは住宅ローンという「支払い」が始まります。だからこそ、資産運用のルールは今まで以上に「硬く」あるべきだと考えています。
現在は、積立NISAなどの「守り」に加えて、イオンやホンダといった個別株の「現物買い」も進めています。
イオンに行けば、オーナー(株主)として優待を受けられる。ホンダの車が街を走っていれば、その企業の成長を自分の配当金として受け取れる。 これらはすべて「現物」で持っているからこそ、心から安心して楽しめる景色です。
自分の手の届く範囲で、納得できるものだけを、自分の資金で買う。 このシンプルすぎるルールが、住宅ローンという負債を抱えるこれからの私にとって、最大の安心材料になります。
4. 結び:投資は「勇気」ではなく「規律」で始めるもの
「投資をするには勇気がいる」と思っていませんか? 私はそうは思いません。必要なのは、勇気ではなく「自分を守るためのルール」です。
私が7年で手に入れた136万円は、チャートを読み解いた報酬ではなく、「ルールを破らなかったことへの報酬」だと思っています。
- 流行りの怪しい投資話には乗らない
- 借金をしてまで投資しない
- 自分が心から納得できる「現物」だけを持つ
このシンプルな規律さえあれば、投資は怖いものではなくなります。むしろ、育児や家事に追われる日々の中で、あなたの代わりに24時間働いてくれる頼もしいパートナーになってくれます。
「絶対に買い以外は手を出さない」。 この不器用なまでのこだわりが、あなたの家計を、そして家族の未来を、一番手堅く守ってくれるはずです。
※本記事は個人の見解であり、投資の成果を保証するものではありません。最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします。

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